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Google Apps Scriptの承認エラー 401の対処方法

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目次

「エラー 401: deleted_client The OAuth client was deleted.」と表示された。

エラーの内容:GASスクリプト実行時に「エラー 401」が表示された。

じょじお

スクリプトの承認作業をする時に上図のメッセージが表示され承認できないことがあります。

承認エラー エラー401: deleted_client The OAuth client was deleted.

原因:OAuth同意画面の設定ができていない。

GASのスクリプトファイルに紐づいたGoogle Cloud Platform(GCP)プロジェクトにOAuth同意画面の設定ができていない可能性があります。GCPプロジェクトにOAuth同意画面の設定を行う必要があります。

Google Cloud Platform(GCP)プロジェクトの同意画面の設定を行おう!

対処方法:OAuth同意画面を設定します。

  1. GASに紐づいたGCPプロジェクトにOAuth同意画面を設定する。
  2. OAuth同意画面設定済みのGCPプロジェクトを新規作成して既存のGCPプジェクトと差し替える。

この記事ではプロジェクトを新規作成して差し替える方法を紹介します。下記の手順で作業を行います。

  1. (GCPでの設定)新規GCPプロジェクトを作成する。
  2. (GCPでの設定)GCPプロジェクトにOAuth同意画面を設定する。
  3. (GASでの設定)GASスクリプトにGCPプロジェクトを紐づけする。
  4. (GASでの設定)GASスクリプトを承認する。

新規GCPプロジェクトと差し替える方法

(STEP1)GCPプロジェクトの新規作成方法

STEP
Google Cloud Platform(GCP)コンソールを開きます。

GCPコンソール
https://console.cloud.google.com/home/dashboard

STEP
GCPに新しいプロジェクトを作成します。

新しいプロジェクトを作成する方法は下記の記事を参考になさってください。

(STEP2)OAuth同意画面の設定

STEP
「+認証情報を作成 > OAuthクライアントID」をクリックします。
STEP
「同意画面を設定」をクリックします。
STEP
UserTypeを選択します。

▲Google Workspace Business環境ではない方は外部しか選択できません。

STEP
アプリ情報を入力します。

▲アプリ名、ユーザーサポートメールを入力します。アプリ名は自分がわかりやすいアプリ名を、ユーザーサポートメールは自分のGmailで良いかと思います。

▲デベロッパーの連絡先情報にメールアドレスを入力して「保存して次へ」をクリックします。

STEP
スコープの設定をします。
STEP
テストユーザーの設定をします。
STEP
設定内容を確認します。

▲設定内容を確認しましたら、「ダッシュボードに戻る」をクリックします。

STEP
ダッシュボード上に表示されたプロジェクト番号をコピーします。

▲プロジェクト番号をコピーします。これは後程Google Apps Scriptエディタの設定で使用します。プロジェクト名に間違えがないか確認してくださいね。

じょじお

以上でGCPの設定はおしまいです。次はApps Scriptエディタの方に戻りましょう。

(STEP3)Google Apps Scriptのプロジェクトの差し替え

STEP
スクリプトエディタを開き、左側メニューの中の歯車アイコンをクリックします。

▲Apps Scriptエディタを開き、左側メニューの歯車マークをクリックします。

STEP
Google Cloud Platform(GCP)プロジェクトのところにある「プロジェクトを変更」をクリックします。

スクリプトの設定画面が表示されますので下の方にある「プロジェクトの変更」をクリックします。

STEP
GCPプロジェクト番号を張り付けます。

スクリプトを再実行して再認証します。

STEP
スクリプトを実行します。
STEP
「権限を確認」をクリックします。
STEP
Googleアカウントを選択します。
STEP
「詳細」をクリックします。
STEP
「(安全ではないページ)に移動」をクリックします。
STEP
「許可」をクリックします。
じょじお

以上でスクリプトの承認が完了です。承認後はスクリプトが実行されるかと思いますので結果を確認しましょう。

既存のGCPプロジェクトにOAuth同意画面の設定を行う方法

STEP
GASの設定を開き、プロジェクト番号をクリックします。
STEP
GCPコンソール画面が表示されるのでOAuth設定画面の設定を行います。

OAuth設定画面の設定を行います。

承認エラー エラー403:access_deniedが表示されたときの対処法

エラーの内容:The developer hasn’t given you access to this app. It’s currently being tested and it hasn’t been verified by Google. If you think you should have access, contact the developer (***@gmail.com).

▲スクリプトの承認の時に今度は上記の承認エラーが表示されました。

The developer hasn’t given you access to this app. It’s currently being tested and it hasn’t been verified by Google. If you think you should have access, contact the developer (***@gmail.com).

承認エラー403の原因

GCPプロジェクトのアプリが公開されていない可能性があります。下記の手順でアプリを公開します。

承認エラー403の対処方法

GCPプロジェクトのアプリを公開します。

STEP
GCPコンソールを開き、プロジェクトのダッシュボードを開きます。
STEP
左上のハンバーガーメニューをクリックして「APIとサービス」をクリックします。
STEP
OAuth同意画面をクリックします。
STEP
「アプリを公開」ボタンをクリックします。
STEP
「本番環境にPushしますか?」画面で確認ボタンをクリックします。
STEP
公開ステータスが「本番環境」になっていることを確認します。

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まとめ

じょじお

以上GASの承認エラーについて対処方法でした。

ぽこがみさま

このブログではRPA・ノーコードツール・VBA/GAS/Pythonを使った業務効率化などについて発信しています。
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▲Google for Educationの使い方にとどまらず実際の運用ででてくる問題への対処方法などもかかれていて面白いです。教師の方達の共著なので現実的な内容となっています。

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